この度は、当院の研修会にご参加頂きまして有り難う御座います。

〜医療・介護職・患者さんとご家族さんが知っておきたい〜
パーキンソン病の在宅リハビリ
摂南総合病院 リハビリテーション科の奥埜 博之先生をお招きして医療福祉関連従事者を対象とした研修会を開催しました。パーキンソン病の症状について、多くの臨床映像と知見をもとに具体的な在宅支援のポイントをご教示頂きました。

内容
・後方重心の保持が難しい姿勢反射障害を認める方で、食器棚の上方の皿を取るものをやや下方トイレのドア扉の横に縦手すりを使用することなどの環境調整が有効となる可能性がある。
・すくみ足の種類とその対処方法について、一般的に視覚刺激を利用してのデメリットに関する報告もある。
・転倒日記を用いることで、すくみ足によるもととバランス障害によるものをスクリーニングできる可能性がある。
・すくみ足への対処方法として、歩数を予測して貰うことやシュミレーションをするトレーニングを行うなどの対応が有効である。

感想
患者様の主訴からその対応を思考されており、その大切さを私たちも身に沁みて感じました。また、改めて療法士として以外の視点でパーキンソン病の在宅支援について考えることが出来ました。
これから益々、多職種間との連携を図っていくことで患者様のニーズに答えていきたいと思います。
(文責:リハビリテーション科 壹岐)

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