自分らしく暮らせるよう
ご自宅でのリハビリテーションを支援いたします
※本ページは医療・介護専門職を対象とした内容となっております。一般の方は「訪問リハビリテーションのご案内(※一般向けページ)」をご確認下さい。
訪問リハビリテーションについて
訪問リハビリテーションとは
訪問リハビリは国家資格を有したリハビリ専門職(理学療法士、作業療法士など)が生活の場であるご自宅にお伺いし、生活機能やQOL(Quality of Life: 生活の質)の維持・向上を図るものです。この際、心身機能の向上を目的とした方法(各種療法)だけでなく、リハビリテーションの理念(全人間的復権:再び適した状態になること)に基づき、難病などの進行疾患で経時的に機能低下を示す状態であっても、または障がいが固定し重度の介護状態であっても、より快適に充実してその人らしく暮らす工夫、方法を専門的知識・技術を背景に助言、指導を行います。この助言、指導は本人(利用者)・介護されている家族に対してだけでなく、必要に応じて関わる全ての職種に対して行います。
このような訪問リハビリの機能を端的にまとめると、下記の図のように表されます。
訪問リハビリを利用できる方
※介護保険、医療保険どちらも利用することが可能ですが「介護保険優先」です。
● 要介護認定において「要支援1・2」「要介護1~5」と認定された方
● 当クリニック医師によるリハビリの指示がある方(医療保険を利用する場合)
● パーキンソン病などの難病や特定疾患によりリハビリが必要な方
難病医療費支援制度の詳細 »
訪問リハビリの利用が有効に作用しやすいケース
以下のようなケースは訪問リハビリの利用が有効に作用する場合があります。
いずれの場合も、利用目的を明確にすることが重要となります。
- ① 通院や通所に困難さがあり、自宅で個別のリハビリを受けたい方
- ・「歩く力を良くしたい」
・「痛みを緩和したい」
・「手を使いやすくしたい」
※心身機能の低下により日常生活に支障をきたしている場合に適用されます(心身機能のみを対象とした訪問リハビリは有効に作用しにくい場合が多いです)。 - ② 自宅や周辺地域での動作や活動に困難さがある方
- ・「家のお風呂は浴槽が深くて出入りがしにくい」
・「家の周りは坂や階段が多くて歩きにくい」
・「近くのスーパーは人通りが多くて買い物しにくい」 - ③ 退院後(退所後)の生活混乱期で在宅生活に不安がある方
- ・「病院の中は歩けるようになったが実際の自宅や屋外での移動に不安がある」
・「入院入所中に指導された介助方法が生活場面で実践できるか不安がある」 - ④ 日常生活は概ね自立されているものの社会参加に課題がある方
- ・「家事を再開したい、もっと楽にできるようになりたい」
・「電車やバスに乗って外出できるようになりたい」
・「旅行に行けるようになりたい」 - ⑤ 自分で行うリハビリや運動の方法を指導し定着に向けて支援してほしい方
- ・「どんな運動やリハビリが自分に適しているのかを教えてほしい」
・「一人では続かないので運動やリハビリ習慣の定着に向けて支援してほしい」 - ⑥ 福祉用具の選定と使用方法・住宅改修についてアドバイスがほしい方
- ・「自分の状態に合った歩行器や自助具を提案して欲しい」
・「お風呂に入りやすくするための良い福祉用具とその使い方が知りたい」
・「自分の状態に合った段差の解消や手すりの設置などの住宅改修についてアドバイスがほしい」
サービス内容
下記の図のように、訪問リハビリで対象となる課題は多様です。単に心身機能に対する療法(例:関節の運動やストレッチ、筋力トレーニングなど)だけでなく、基本的動作(ベッド周りでの起居動作や歩行など)や日常生活動作(食事・入浴・トイレなど)、そして手段的日常生活動作(家事・趣味・外出など)の練習も行います。また、自宅で行える自主リハビリ・運動プログラムの作成と方法のアドバイス、ご家族の方へ介助方法を指導、福祉用具・住宅改修についてのアドバイスも行います。
- 身体・認知機能の評価・練習
- 起き上がり・立ち上がり・歩くなどの基本動作練習
- 更衣・排泄・入浴などの生活動作練習
- 買い物・家事・掃除などの社会活動練習
- 活動範囲の拡大や社会参加へ向けた支援
- 嚥下練習
- 日常生活の介助方法の工夫や指導
- 住宅改修・福祉用具の利用など環境調整への助言・指導
- 言語練習・コミュニケーション方法のアドバイス など
訪問リハビリテーションの対象となる課題
課題と目標・期間をご家族も含め共に検討し、生活する上で必要な動作や心身の機能の維持・向上に必要なリハビリをご自宅の環境に応じて実施します。
訪問リハビリテーションの利用にあたり
当クリニックから介護保険を利用した訪問リハビリを実施する際には、下の図のような条件を満たす必要があります。制度上、1週間に2時間まで(例:1回40分の利用であれば週3回、1回60分の利用であれば週2回)という利用上限が定められています。医療保険での訪問リハの場合は利用に際して諸条件ありますので、お問い合わせ下さい。
訪問リハビリテーション開始までの流れ(介護保険利用の場合)
当クリニックから介護保険を利用した訪問リハビリを実施する際には、下の図のような条件を満たす必要があります。制度上、1週間に2時間まで(例:1回40分の利用であれば週3回、1回60分の利用であれば週2回)という利用上限が定められています。医療保険での訪問リハの場合は利用に際して諸条件ありますので、お問い合わせ下さい。
※依頼時に入院や入所されている方の場合は、できるだけ入院している病院や施設に伺い、リハビリ担当者間での直接的な引継ぎを行うことを心がけています。
当クリニック訪問リハビリテーションの方針
当クリニックの訪問リハビリテーションは、利用者・家族の主体的なリハビリテーションへの参加を目的に
「明確な目標設定のもと実施期間を定めて行う」ことを原則とさせて頂きます。
※ケアプランの見直しの際、目標達成の状況に応じて訪問リハビリの頻度を減らす、または終了のご提案をさせていただきます。この際、新しい目標の設定や実施期間の更新も検討させていただきます。また、必要性に応じて訪問頻度を再び増やすこと、訪問リハビリ再開についてのご相談もお受け致します。これらは、あくまでも利用者・家族の主体的な生活を尊重し、サービスに依存的とならない関わりを意図したものであり、ケースの状態によって柔軟に対応させていただきます。
訪問リハビリのご利用料金(介護保険の場合)
訪問リハビリのご利用料金イメージ(介護保険の場合)
訪問リハビリのご利用料金(医療保険の場合)
訪問リハビリのご利用料金イメージ(医療保険の場合)
医療費の助成について
特定疾患医療受給者証・特定医療費(指定難病)受給者証をお持ちの方は、自己負担が助成される場合がありますので事前にご相談下さい。
(※介護保険を利用した訪問リハビリの場合も助成の対象となる場合があります)
医療保険を利用した訪問リハビリを実施する場合には、原則的に医師の訪問診療を行っている必要性があります。
なお、介護認定を受けている方については、医療保険よりも常に介護保険が優先となります。
営業日・営業時間
営業日 | 月曜日~土曜日 (祝日・年末年始・夏季休業時期は除く) |
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営業時間 | 午前9時~午後5時30分 |
サービス提供時間 | 午前9時~午後5時30分 |
営業状況
令和4年5月より、常勤スタッフ(言語聴覚士)が増員し4名体制となりました。そのため、現在の空き状況をご報告させていただきます。新規ご依頼をお待ちしております。
(※お電話によるご依頼も、下記のお時間帯が繋がりやすくなっております。)
訪問リハビリの空き状況
(更新日:令和5年8月21日)
訪問時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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午前 9:00~13:00 |
△ | △ | △ | △ | △ | △ |
午後 13:00~17:30 |
△ | △ | △ | △ | △ |
〇:空きあり △:要相談
※訪問時間はあくまでも目安であり、
利用者様の居住地により前後致します。
※言語聴覚士の訪問は上記とは異なります。
サービス提供エリア(枚方市・寝屋川市・交野市)
運営規定
お問い合わせ
川口脳外科リハビリクリニック 訪問リハビリテーション 担当者:平田(ひらた) |
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電話 | 070-4338-7916(訪問リハビリ担当) 072-835-1010(クリニック受付) 090-3820-2148(リハビリ窓口) |
FAX | 072-835-1515 |
通所リハビリテーションについて
詳しくは各説明をご覧ください。(クリックで拡大します)
通所リハビリ利用開始までの流れ(介護保険利用の場合)