2013年3月 第3回
「認知症の在宅リハビリ」
宗宮ゆりえ 先生(摂南総合病院 リハビリテーション科 作業療法士、当院 非常勤)
○表情を読み取る能力は、最後の方まで残る。傾聴することとなるべく否定しないこと
○サービス利用の拒否を認める認知症患者様の対応について、少ない時間や回数からデイサービス・デイケアなどを利用
→そこで得られた問題点を専門の担当者(高次脳機能を扱う作業療法士、言語聴覚士、臨床心理士など)のいる医療機関へ提示し、詳細な評価を行って貰う
→治療の変更またはご本人様・ご家族様・サービス事業者へのアドバイスが貰える
→徐々に時間や回数を増やしていくことが出来たり、拒否を認めなくなることでその他の社会に出ていくことが可能となり、認知症の改善や維持に繋がる
ご参加の皆様にはお忙しい中ご出席頂き、誠にありがとうございました。当院では認知症を高次脳機能障害を軸として、心理面、運動面など多面的側面がある疾患として捉え、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士にて画像診断、内服治療、高次脳機能評価、運動機能評価などを行い地域と積極的に関わっていければと考えております。
(文責:リハビリテーション科 壹岐)