2019年2月24日、京都で開催された慢性の痛みワークショップ(アドバンスコース)に参加してきました。

慢性疼痛は身体的な問題による「痛み」に加えて、心理的・社会的要因が関係すると言われています。

つまり問題を解決するためには、多角的な視点からの評価が必要であると考えられています。

この研修会では、医師、看護師、理学療法士、臨床心理士など、他職種が集まり実施されており、様々な視点からの講義、ディスカッションが行われました。

前半は慢性疼痛に対する薬物療法、痛みと睡眠、診療ガイドラインの解説、と

慢性疼痛のリハビリに関わるために必要な知識を広く学ぶことができました。

後半は実際の症例を通したグループディスカッションが行われ、同じテーブルの医師、看護師とともに評価計画、診療計画について様々な視点から意見を出し合いました。

各職種により診療の視点が異なる中で、それぞれが意見を言い合い、話し合える関係性は、

チーム医療を行う上で非常に重要なことであると感じています。

患者さんにとってよりよいリハビリを実施するため、今後も専門分野のみならず他職種の視点も学びながら慢性疼痛診療に従事していきたいと思います。

リハビリテーション科 新田麻美(理学療法士)

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