2019年3月10日、大阪市内で開催された第9回変性神経疾患のための認知神経リハビリテーション勉強会で
「パーキンソン病関連疾患における情報変換機能の特性」について当院の理学療法士、三上が発表してきました。
この勉強会はパーキンソン病やその他周辺疾患の病態について多施設の療法士が集まりディスカッションする勉強会で、関西のみならず、関東、九州など毎回全国の療法士が集まり実施されています。
当院からは試作版下肢フロリダテスト(失行症などの検査に使用する運動情報変換の評価表)を用いた結果を報告しました。
研修の後半ではパーキンソン病患者の情報変換能力の特徴と訓練について、講師陣とフロアでディスカッションを行い、多くの議論がなされました。
また、今後の展望として、症例を通してより深く病態解釈を行うことはもとより、認知的な負荷をどう減らしていくか(自覚を促すのが良いのか)についても次回の勉強会までに検討していけたら思っています。
勉強会内容を当院の診療に役立てより良いリハビリを提供して行きたいと思います。
リハビリテーション科 新田麻美(理学療法士)