2016年4月 第4回
「平成28年度診療報酬改定」~リハビリテーション医療がどこに向かうのか~
「シームレスケアを考慮した個別リハビリテーションの有効性」~症例を通して~
講師:川口脳神経外科リハビリクリニック リハビリテーション科 壹岐 伸弥
第4回研修会が開催されました。
ご参加されました皆様に於きまして、月末のお忙しい中ご出席頂き、誠にありがとう御座いました。
当院では、今後益々、維持期のリハビリテーションにおいて継ぎ目なく提供するために、地域との連携体制を強化していきたいと考えております。
・診療報酬改定において、治す医療から治し支える医療をテーマとした地域包括ケアに向けて動いている。
・リハビリテーション関連では、回復期リハビリテーション病棟のアウトカムの評価を適正と要介護被保険者の維持期のリハビリテーションの介護保険への移行の推進について大きく変化した。
・期限越え月13単位以内のリハビリがH30年度3月31日まで継続したものの、今後は維持期のリハビリテーションは保険診療で受けることが難しくなってくることが予測される。
・H28年3月の資料によると、通所リハビリと通所介護のサービス利用において、日常生活自立度が向上した利用者が、通所リハビリで26.6%、通所介護で12.4%、変化なしが約50%であるという結果であった。
・これから益々、リハビリテーションの質の研鑽と地域と連携を図っていくことが、利用者の日常生活自立度の向上に向けて必要がある。