2016年5月 第5回
テーマ:在宅でみる嚥下障害-食事支援について-
講師:摂南総合病院 樫原 みき 先生
第5回研修会が開催されました。
御参加されました皆様に於きましては、当院の研修会に御参加頂きまして誠にありがとうございます.当院では、毎月リハビリテーションに関わる研修会を開催しております.ご興味が御座いましたら是非とも皆様お誘い合わせの上、御参加下さいませ。
内容:嚥下のメカニズムには、4期連続モデル(命令モデル)とプロセスモデル(咀嚼モデル)がある。
嚥下障害の原因として、脳血管障害、認知症、進行性疾患(パーキンソン病、多発性硬化症、重症筋無力症、加齢など)があり、嚥下障害によって、誤嚥性肺炎、低栄養、脱水、原疾患や全身状態の悪化を引き起こすリスクがある。
誤嚥性肺炎を防ぐには、適切な食事形態と食事姿勢、口腔ケア(口腔内常在菌の誤嚥により誤嚥性は胃炎のリスクが高まるため)が必要である。
感想:私自身も知らないことが多く、今回の研修会は同じ機能回復を図ることを目的としている療法士として非常に勉強になりました.質疑応答の時間では聴講者から活発な意見あり、現場での嚥下障害についての重要性を改めて確認することができました.今後も医療福祉の現場との意見交換を密に行えるように、私たちも研鑽していきたいと思います。(壹岐)